我々が目指すこと

サイバー空間の秩序形成

国際秩序が大きく変化する中、サイバー空間は国家や社会の信頼を支える基盤であると同時に、意思決定や情報環境のあり方に影響を及ぼす戦略的な領域となっています。

一般社団法人サイバー戦略研究機構は、こうした変化を背景に、制度・技術・運用の相互関係に着目しながら、サイバー空間における秩序形成という課題に取り組んでいます。

AIや情報技術といったイネーブラーを単なる技術要素としてではなく、社会構造や行動様式に変化をもたらす要因として捉え、その影響と可能性を戦略的観点から検討しています。

情報戦演習の様子

活動内容

サイバー防衛研究会:元陸上自衛隊システム防護隊初代隊長の伊東 寛が2015年に創設したサイバー防衛に関する研究会。

コミュニティ形成

サイバー領域の課題は、技術のみならず社会や制度とも深く結びついており、一部の専門家だけで対応できるものではありません。サイバー戦略研究機構は、研究会や交流を通じて、多様な分野の知見を持ち寄り、対話を重ねる場を提供しています。

その一環としてサイバー防衛研究会は、2015年の発足以来、日本のサイバー防衛に関わる実務者の交流の場として活動してきました。

ブームに流されることなく、サイバー安全保障をめぐる本質的な議論を、クローズドな会合を基本に継続してきた点に特徴があります。最近は、こうした議論の一部を記事として公開するなど、社会への情報発信にも取り組んでいます。